中橋雄編著「メディア・リテラシー教育 ソーシャルメディア時代の実践と学び」

 

メディア・リテラシー教育―ソーシャルメディア時代の実践と学び

メディア・リテラシー教育―ソーシャルメディア時代の実践と学び

 

中橋くん@武蔵大編著で、久保田先生@関西大、鈴木先生@熊本大、中川さん@放送大、今野くん@明星大、佐藤さん@常葉大学らが分担執筆されています。

昨日の講演会で、学生から「メディア・リテラシーを教える必要があると思うのですが」という質問がありました。大学でも大人でも必要な能力ですが、小中高でどうやって教えていくのか、ということは大きな課題の1つだな、と思います。

大学教育にたずさわる私としても、2010年代になり、2000年代までと違って、本当にどうやって教えたらいいんだろう、、、と悩むことが多いです。情報が爆発的に増え、ここからどのように情報を取捨選択したり、おかしな情報を判断するのか、ということ、そして、それを教えるということの難しさに直面しています。

この本では、主として「メディア・リテラシー教育を研究する大学生・大学院生」「教職課程を持つ大学に所属する大学生・大学院生」を主たる読者として想定していて、小中高を中心に”どのようにメディア・リテラシーを教えるのか”ということについてまとめられています。

メディア・リテラシーを教える立場になる人、メディア・リテラシーを多角的に学ぼうという人におすすめの本だと思います。